皆様ご無沙汰です。ピーチ応援を勝手にやっているMattariですが、ご存じのとおりピーチにはまだ東京線がなく、今回は珍しく久々にスカイマークへ搭乗する機会が得られましたので書き綴って行きたいと思います。
●搭乗日/2012年5月19日(土)
●便名/SKY810便
●定刻/神戸07:05発⇒成田08:25着
●スポットアウト22:05・離陸/22:15
●着陸/23:10・スポットイン23:20
●飛行時間/55分
●機種・レジナンバー/B737-800/JA737N
*スポットアウトからスポットインまでグリニッジ標準時で表示。
確か13年前に乗ったスカイマークはまだ767-300ERが主な機種の時代で伊丹〜新千歳線初便で今は亡きシグナスクラスへ乗ったのが最後で、それから殆ど縁がなく、今回は何と神戸〜成田間がたったの3800円という激安価格で予約が取れたからだ。前泊の宿を含めてもせいぜい7000円程度だからありがたい! 今回の成田行きは小生が属している某団体の集まりが成田で開催され、普段なかなか見れないJALの整備工場見学や成田の航空化学博物館での新展示物として加わったジャンボの機首部分など見学してきた。宿泊先はまた詳細は後日書くが、航空ファンにはお馴染みのマロウド成田である。
現在の主力機はB737-800を中心に、ウィングレット付の800WLも増えていて驚く。いつも寄るカードラウンジでゆっくりし、搭乗口へ向かうと何機かスカイマーク機が並んでいたのでどれかなと思えば、WLなしのごく普通な737だった。WL付きならハートなどトランプマーク入りで面白い絵になるはずだったが、気を取り直して、今のスカイマークがどんなものかワクワクしながら搭乗する。それにしても搭乗客が約50名程度なのは、成田行きという限定的な役割も関係しているように思える。
搭乗券もLCCらしさがなくなって、感熱紙ながらもしっかりしたものへ変更されているのが意外だ。二次元バーコードを読み取るからか、裏面には下記のように赤文字でこの裏をタッチと書いてあるのは親切だと思う。
キャビンクルーはチーフパーサーが珍しく男性で男女のクルーで4名。ポロシャツ姿のラフな感じは98年にデビューした頃の制服姿と比べても変わっていて、報道で制服が廃止されるのを聞いて驚いたものだ。スカイマークもLCC同様にビニールレザーシートで紙のヘッドレスはしっかり社名入りで貼ってある。
シートピッチも思ったより広く、ピーチに乗り慣れた私にはショックで思わぬメリットがスカイマークにあるとは驚きである。ピーチにはないブランケットのサービスも健在だったのも意外。
シートポケットには未だ機内誌が健在で、エチケット袋はさすがに白の無地。大昔はロゴ入りだったのだがね。そして横に白い下敷き状のものは、スカイマーク・サービスコンセプトで主に過去に客からクレームがあったと思われる説明事項が書いてあって興味深い。特に機内での苦情は一切受け付けないのでお客様相談センターへ連絡して欲しいと言い切っているのも、ある種潔いかも。
大回りして、神戸空港を望みつつ、奈良と三重の津上空を越え、富士山を見ながら、ぐるっと日本列島を沿って飛んで行くフライトルートで、フライトレーダーのサイトでは高度35000フィート最大967キロで飛んでいたのがわかる。飲み物類は機内販売があり、ソフトドリンクは6種類ありサイズは小さいだろうが、100円と買いやすい。ビールも小さい缶で200円と手頃なのがいい。おつまみ類はないので、事前に買い込んだ方がいいかも。それにしても朝から飲んでいたのは小生ぐらいだな(笑)
やはり空から見る富士は最高である。そのため大抵東京方面へ向かう時は出来る限り左側の座席を指定する事が多い。スカイマークだと機内アナウンスで左側に富士山が見えますなんて、なかったからこの辺はANAやJALなどの大手と違うんだなと感じる。
成田空港へは今回初めて、短い第二滑走路34Rへ着陸した。例の用地買収絡みで余儀なく設定された、曲がりくねった誘導路を越え、第二ターミナルサテライトを横目に見ながら、一体スカイマークはどこへ駐機するんかと思ったら、オープンスポット67番だった。案の定バス移動になるわけだがJALの737でも同様にバス移動を強いられるようだ。乗客数も少なかったとはいえ、しっかり5分残した状態でスポットインしたのも優秀である。
今のスカイマークは以前よりもさらに使い勝手の良いものへ変わったように感じ、10数年あまり大手と戦ってきた実力派といえよう。値段によってはスカイマークもありだなと思えた有意義なフライトであった。
さぁ、同じ仲間が各地からJALでやってくるからゆっくり待つとしよう。。次回は航空化学博物館やマロウド成田、外周ポイントから撮った写真など掲載したいと思いますので、こうご期待。
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